北風と太陽

こんにちは!

個別指導塾コネクトです(´・ω・`)

 

 

イソップ物語に「北風と太陽」というお話がありますね。

 

 

北風:「オレが一番強いんだ!なんだって吹き飛ばしてやる!」

 

 

 

太陽:「まぁ、キミも確かに強いけどねぇ。でもボクには勝てないね。」

 

 

 

 

ってな感じで北風と太陽は「自分が一番」ということをお互いに主張しています。

 

 

「どっちが一番が勝負しよう!」

 

 

そこに旅人が通りかかり、その旅人が着ていたコートをどちらが先に脱がせることができるのか、という勝負を行います。

 

 

 

先攻は北風選手。

 

 

北風:「オラオラ―!コート脱げやコラー!」

 

と凄まじい勢いで風を巻き起こす。

 

 

旅人:「さぶ!なんか急にめっちゃ寒いやん!」

 

コートの襟を立て、あまりの寒さに持っていた別の服をコートの上から重ね着します。

 

 

北風:「な~に~!!これでどうだ!!」

 

 

北風は更に冷たく強い風を巻き起こします。

 

 

旅人:「あかん、寒い・・・。」

 

 

旅人はついにその場にしゃがみこんでしまいます。

 

 

 

北風:「・・・・。ムリやわ。」

 

 

諦める北風。

 

 

 

 

太陽:「ほ~ほっほ!じゃあ次は私の番ね!」

 

 

後攻は太陽選手。

 

 

太陽:「ポッカポカ!」

 

 

太陽はポカポカと優しく暖かい日差しを照らしました。

 

 

旅人:「あれ?なんか暖かくなってきた!」

 

 

重ね着していた服を脱ぎます。

 

 

太陽:「まだまだポッカポカ!」

 

 

さらに日差しを照らし続けます。

 

 

旅人:「あかん!むしろ暑い!何この寒暖差!温暖化やばくない!?」

 

 

ついには服をすべて脱ぎ、旅人は裸で川に飛び込みましたとさ。

 

 

 

北風のように無理矢理に手っ取り早く、強制的に物事を動かそうとするのではなく、太陽のように相手の気持ちを考えて着実に続けていくことが大事。

 

 

みたいな感じの教訓です。

 

 

 

 

しかし、北風と太陽の戦いは「引き分け」でした。

 

 

 

実はもう1戦やってたんですね。

 

 

 

旅人の帽子を先に脱がせた方の勝ち。

 

 

 

ROUND2!ファイ!!

 

 

 

 

同じように太陽が優しく暖かい日差しを照らしても、旅人は帽子を脱ぎません。

 

 

旅人:「紫外線キツくない?シミができちゃう・・・。」

 

深々と帽子をかぶり続けます。

 

 

ところが、次に北風が風をビューと巻き起こしと簡単に帽子は飛んでいきましたとさ。

 

 

 

要は使い分けです。

 

 

 

太陽作戦が有効の場合もあれば、北風作戦の方が求められる場合もあるでしょう。

 

 

 

私が思うこの話の教訓は「武器を2個以上持て」ってことだと思ってます。

 

 

 

あと、もう1個。

 

 

この分野では自分が一番だったとしても、別の分野では他の一番がいるってこと。

 

 

「自惚れるな」ってところでしょうか。

 

 

 

作者が読者にどういったメッセージを送りたいのかを考えられるようになると、現代文の正解率が上がりますよ(^_-)-☆