~成績上がらない診断 【処方編】~

みなさん、こんにちは!

個別指導塾コネクトです(*^_^*)

 

 

では昨日の続きで、それぞれのタイプが何をすべきかを簡単にまとめたいと思います。かなり長くなってしまったので、ボチボチ読んで頂けると幸いです(;´・ω・)

 

 

先に結論を申しますと、

「学習時間の増加」です。

当たり前すぎて恐縮です・・・(@_@;)

 

ただ、もうちょっと掘り下げて

「何をする時間を増加させるのか」

という論点で話を進めます。

 

 

またここでは

「目標を見つけさせる」とか

「生徒に興味・関心を持たせる」とか

そういった類の話はナシです。

 

ネットで「勉強の仕方」と検索すればそんな感じの内容の記事がたくさん出てきますが、それはあくまで「自発学習」におけるゴールに近いものですし、

 

「それができれば苦労しない!」

って話になりますので。

 

 

「自発学習」のスタートは成績アップです。成績が上がれば本人も嬉しいですし、周りにも褒められます。それが自己肯定となり、自信へと繋がりやる気に変わります。

 

よって、

 

「成績を上げるために

目標を見つける」

 

ではなく、

 

「成績が上がったから

目標を探し出した」

 

ということの方が多いのです。

(もちろんそうでないケースもありますが、

あくまで「傾向として多い」ということです)

 

 

①前の学年でサボっちゃったタイプ

前の学年の内容と今の学年の内容を同時進行させます。

 

分野にもよりますが、学習は積み重ねです。前の学年の内容が理解できていないと、新しい単元の理解度が極端に落ちます。

 

英語で例えますが、「時制」という言葉を聞いて、「あ、あれね」とならない方は恐らく中3生で習う「現在完了」をしっかりと理解することはできません。

 

でももし中3生であれば現在完了を習います。

それがテスト範囲なので。

 

授業の内容が、「その時」は理解できたとしても、そもそもそれが何なのかよくわかっていないので、テストでは解けません。

 

「これは現在完了の問題だよ」

と先に言われれば解けると思います。

 

でもテストで重要なのは

「これは現在完了の問題だな」

自分で判断できることです。

 

①のタイプはこれができないので、点数が取れません。平均点に届きそうで届かない層が多いです。

 

よって、このタイプの方は「今やっている内容」だけではなく、「前にやった内容」同時進行で進める必要があります。

 

片方だけでは中々成果には表れてくれません。

 

 

②テストで一問に時間かけ過ぎて時間足りないタイプ

①のタイプとは異なり、基礎・標準問題は解けることが多いです。よって「そこそこの点数は取れるがそれ以上取れない」という層が多いです。

 

一言で表すと「演習量不足」です。

 

これはどのタイプにも共通する課題ですが、②のタイプは「学習時間の増加」「演習量の増加」としてもらうと点数は上がりやすいです。

 

要は「当たり前のレベルを上げる」ことです。

 

考えるのは応用問題だけで、基礎・標準問題は「考えるまでもなくスラスラ解ける」にすれば次の段階へステップアップします。

 

その実現には、

「しつこいくらい

同じ単元の問題を解く」

が最も効率的です。

 

テスト前に1回か2回くらいしか問題を解いていないのではないでしょうか?

 

「一応テスト範囲全部勉強しているけど、1科目1科目の学習量は薄い」

 

②のタイプに多いのはこんな感じかなと思います。

 

「複数の教材を利用して、同じ単元を何度もやる」

「教材のレベルを上げて同じ単元の応用問題を解く」

といったことが効果的です。

 

 

③学校の授業についていけていない。何がわからないかがわからない。

このタイプの方はシンプルです。

 

「やってないから点数が取れない」

 

どんな分野でも、何もせずに成果を上げることは不可能です。

 

しかし、

「だからやりなさい」

と言っても何も変わりません。

 

このタイプの方には

とてもとてもとても

わかりやすい授業をする」

がファーストステップです。

 

勉強しない理由は、単純に勉強がおもしろくないからです。そして勉強がおもしろくない理由は「わからない」からです。

 

その上で成績を上げるために、「暗記」を勧められます。「暗記」が成績をあげる上で一番効果的ですし、手っ取り早いからです。

 

しかし、「今、学習している内容」が理解できていない状態で「とりあえず覚える」という行為は、生徒からすると中々の苦行です。

 

それでも大多数の生徒は「とりあえず覚える」という苦行を頑張ります。しかし、それだけでは中々点数に表れてくれないことが多いです。

 

そうすると、

「結局やっても意味ないじゃん」

っていう気になります。

 

そうするともう完全な負のスパイラル。

 

点数が取れない。

点数が取れないことに慣れる。

諦める

やらない。

点数が取れない。

 

を繰り返します。

 

この負のスパイラルのどこかで

「やったらできる!!」

を挿し込むしかありません。

 

そのためにまずは、

「なるほど!」

「わかった!」

「自分にもできた!」

という成功体験をちょっとずつ植え込んでいく必要があります。

 

それが出来たら次のステージへステップアップできます。

 

 

④どれにも当てはまらない

ここにいろいろ集約しすぎている感はありますが、①~③でもなく、平均点に届くか届かないかという点数の方、かつほとんど勉強していない方は「天才型」の可能性ありです。

 

「努力すれば無敵だけど、

努力嫌いなので結果並」

といった感じでしょうか。

 

テスト勉強する上で最も重要で、かつ最も大変なのが「暗記」です。

 

④のタイプの方の点数の取れ方は意味不明です。クラスで数人しか解けないような応用問題は解けているのに、誰でも解けるところでミスしたりする。

 

そして「まぁケアレスミスだから次は大丈夫」と言い、次も結局同じようなことを繰り返している。

 

ということが多いように思います。

 

これは「覚えれば解ける問題」を余りにも軽視している証拠です。

 

こんなタイプには「テスト攻め」です。

 

「はい次、はい次」

とわんこそばの如くテストさせます。

 

テストして、出来ていないところを確認して改善。再テストして出来るようになったかを確認してOKなら次へ、また間違えていたら再々テスト。

 

暗記嫌いに「暗記の重要性」を説くよりも、

「もう覚えちゃったよ・・・」

とさせる方が確実性が高いです。

 

もちろん最初は嫌がるでしょうが、それで成績が上がれば生徒自身もまんざらではなくなります。

 

1つでも自分で「得意だ」と思える教科が出てくれば勉強に対するモチベーションも変わってきます。

 

 

 

タイプ別に一部ご紹介しましたが、

これでもまだまだ内容的には薄いです。

 

ただ、すべて活字にしていると

とんでもなく長い記事になってしまいますので、

この辺にさせていただきます。

(今でも十分すぎるくらい長いですが・・・)

 

 

「勉強をせずに成績を上げる方法」

はないと思います。

 

どんなタイプだったとしても、成績を上げる手段にはたくさんの共通点がありますが、「どこから始めたらいいのか」というスタート地点は人それぞれです。

 

 

 

もし、勉強の仕方などでお困りのことがあればいつでもご連絡ください(*^_^*)

 

 

※最後までお付き合いいただいた方、

こんなにも長い記事を読んでくださり

大変恐縮です。有難うございましたm(__)m