5教科の攻略法(完全版)

英語の攻略法

<音読>
英語が苦手な生徒の特徴として、「英単語が読めない(発音できない)」が挙げられます。読み方がわからないものを正しく理解したり、覚えたりすることはできないので、英文を音読する習慣を身につけましょう。英単語を覚える時は、単語の「読み方」「書き方」「意味」の3つを覚えましょう。

<一文全体を読む>
英語は「文章」の読み方や書き方などを学ぶ科目です。それにも関わらず、多くの生徒は「文章」ではなく、「単語」にしか着目していません。空欄補充式の問題を解くときも空欄の前後だけではなく、一文全体を確認するようにしましょう。一文が正しく読めれば、長文読解もできるようになります。

<SとVとO>
英語と日本語では語順のルールがまったく異なります。このルールを正しく理解していないと英作文や整序問題が解けるようになりません。「誰が/何が(S)」「どうした(V)」「何を/誰に(O)」など、文章を作るための材料を正しく理解すれば、英文を書く力や読む力など総合的な英語力が向上します。

<助詞が命>
英文を正しく日本語に訳すために、助詞の理解は欠かせません。「お母さんはいない」と「お母さんもいない」の文では、たった一文字の助詞が「は」から「も」に変わるだけで、「お父さんもいない」というストーリーが想像できます。正しい助詞を補うことが英文読解の攻略法です。

数学の攻略法

<計算力>
数学が得意な生徒は例外なく計算が速く正解率も高いです。さらに、計算が速くなると解くことができる問題の数も増えるので、テストで「時間が足りない」という事態に陥ることもなくなります。1日5分の計算トレーニングを日課にしましょう。計算力がつけば数学力も高まります。

<絵・図・表を書く>
「授業ではできるのに、1人になるとできなくなる」と宿題が手につかない子はこのタイプです。問題文を読んで、文章の内容を絵・図・表を使って情報の整理を行うことが大切です。こういった絵・図・表や途中式を書かずに頭の中だけで処理しようとする子はミスが減らず、点数も上がりません。

<定義と公式>
数学に限らず、「丸暗記」は非常に効果の薄い勉強法ですので避けた方が良いです。すべての公式を理解する必要はありませんが、その公式を「いつ使うか」「どのように使うか」「なぜ必要なのか」の3点は最低限理解をする必要があります。その上で、実際に公式を使って問題を解くトレーニングを行っていきましょう。

<地道に解く力>
正しい答えに辿り着くためには、地道に一歩ずつ前に進んでいくしかありません。「これさえ覚えれば全部解ける」という裏技はないのです。グラフに情報を書き込んでみたり、思い浮かんだ方針を実際に試してみたり、試行錯誤が必要不可欠です。「答え」だけを求めても数学力は伸びていかないでしょう。

国語の攻略法

<説明的文章>
現代文のトレーニングの基本は音読です。国語が苦手な子は、テスト範囲の教科書の内容を20回以上音読しましょう。その時に「指示語」と「接続語」をチェックしながら音読します。その2つに関する問題が出題される可能性がとても高いです。そして、知らない言葉は必ず調べるようにしましょう。さらに、本文の中で「筆者の主張の部分」と「一般論・具体例の部分」を区別することができれば完璧です。

<文学的文章>
物語文でも音読は必須です。重要なポイントは、物語の「いつ(時間)・どこで(場所)・誰が(人物)・どうした(出来事)」の情報を映像として頭の中にイメージできているかどうかです。また主人公の心情を問う問題では、「言葉の言い換え」を理解する必要があります。例えば、「顔を真っ赤にしていた」という表現が、「怒っている」「恥ずかしがっている」「落ち込んでいる」「喜んでいる」のどれを表しているのかを本文の内容から把握していく必要があります。

<古文>
定期テストや入試でよく出題される「竹取物語」「枕草子」「平家物語」「おくの細道」「万葉集」「古今和歌集」「新古今和歌集」などは、教科書に載っている部分の原文を覚えてしまいましょう。可能であれば現代語訳も暗記します。単語を暗記するだけでは点数に繋がりませんが、原文を覚えてしまえば簡単に点数アップが見込めます。

<漢文・文法・漢字>
これらは「暗記分野」だと捉えてください。国語において暗記で対策できないのは現代文のみで、それ以外はほとんど暗記で対策します。漢文であれば「レ点」や「一・二点」などの読み方のルール、文法であれば「品詞の働き」、そしてテスト範囲の漢字の暗記。社会にも負けないほど暗記量の多い科目ですので、国語の攻略に必要なのは「センス」ではなく「計画性」です。

理科の攻略法

<計算問題>
まずは単位に注目しましょう。単位を知ることで公式を思い出しやすくなります。また、電力量と仕事のように、異なる単元であって同じ単位を使うことがあります。同じ単位で表せるものは単元縦問題として出題される可能性が高いです。

<グラフ・図・表を読み取る問題>
グラフや図、表に書かれている値以外にも読み取れる情報がたくさんあります。グラフであれば傾きに着目したり、化学分野の表であれば反応前後の差に注目することで、新たな視点から問題を考えることができますいかに多くの情報を読み取れるかがカギとなります。

<実験に関する問題>
実験の目的を正しく理解しましょう。何を知るために行われ、どういう結果になる実験なのかをしっかり把握することが最重要です。また、実験の問題では指示薬を扱うことが多く、どの指示薬が何に反応して、どういう変化がおこるのかを一致させておくようにしましょう。

<暗記問題>
生物や地学では、暗記しなければならない問題が多くなります。片的に覚えるのではなく、図をベースに特徴を書き込んで覚えたり、対照的なものを並べてどこが違うかを把握してみたり、覚えるための工夫をしてみましょう。丸暗記ではなく、情報を関連付けて覚えると効果的です。

社会の攻略法

<地理>
地理の基本は気候と地形の理解です。その地域の気候と地形がわかれば、そこにどんな作物が育ちやすく、どんな工業が発達しやすいのかを予想することができます。細かなキーワードを覚える前に、まずは世界と日本の気候と地形(山脈・河川など)を覚えるようにしましょう。

<歴史>
世界史にしろ、日本史にしろ、大まかな時代の流れや全体像を理解することが点数アップの近道です。また、世界史では地理で暗記した内容が非常に役立ちます。世界の河川を覚えていると、その近くで発展した文明も同時に覚えることができます。また全体像をつかむために歴史漫画を読むこともおススメです。

<公民>
公民の攻略は用語理解です。公民で出てくる用語を暗記するだけではなく、その用語の意味まで説明できるようにしておくことが大切です。そのために、友達と一緒に問題を出し合って覚えていくのも1つの手です。時事問題も出題されるため、特に中3生は日頃から社会情勢に関心を持ち、ニュースをチェックするようにしましょう。

<共通>
社会の学習ではインプットとアウトプットを交互に行うようにしましょう。インプットに偏っている生徒はあまり点数が伸びない傾向があります。また、教科書だけではなく地図帳や資料集などを活用することが大切です。用語の問題だけではなく、資料の読み取り問題もとても多いのが社会の特徴です。


 

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