みなさん、こんにちは!
個別指導塾コネクトです(^^)/
日本の歴史の中で400年もの長い間続いた時代。
平安時代。
この時代に生まれたさまざまなモノが現代に影響を及ぼしています。
特に文学作品は、現代において入試問題としてよく取り扱われます。
その代表格が源氏物語ではないでしょうか。
古文に苦戦する受験生は決して少なくありません。
古語単語を覚えて、古文文法を覚えて、そして古文読解の練習をして。
もちろんこれらの勉強は避けられません。
しかし、古文で取り扱われる文章は決して入試のために産まれたわけではありません。
現代を生きる高校生たちの学力をテストするために、自分たちの書いた文章が使われているなんて知ったらきっとビックリするでしょうね。
文章を理解するためには単語や文法を理解する必要があります。
しかし、その前に時代背景を理解しておくと、文章も少しは読みやすくなるのではないでしょうか。
平安時代ってどんな時代だったんでしょう。
日本史でも古文でも、平安時代の中心にいるのは貴族たちです。
貴族たちは農民たちの年貢を収入源としてきらびやかな生活をしていました。
でも一方で農民たちの生活は非常に苦しいものでした。
天災や飢饉などで、その日の食べる物にも困っていたほどです。
そして飢えて死んだ農民たちの死体は町のいたるところに放置されていました。
そして、トイレも未発達だったので、農民たちは町のいたるところで用を足していました。
きらびやかなイメージのある平安時代ですが、町は非常に臭かったようです。
テレビもない。
街灯もない。
電話もない。
娯楽施設なんてものなんて何もない。
現代人の価値観で言えば、恐ろしいほどの退屈だったことでしょう。
夜になれば辺りは真っ暗です。
都会に住む現代人が経験したことのないほどの暗闇でしょう。
あるのはロウソクの灯りだけです。
そんな中で貴族たちの娯楽になった物は「文学」です。
とある女性がいました。
男性の貴族には妻が何人もいて、基本的には夫婦別居で暮らしていました。
男性はたまに妻の家を訪れるのですが、翌日には別の妻の家に行きます。
結婚しているとはいえ、男性が家に来なければ一人で夜を過ごすことになります。
そんな寂しさや、夫に自分以外のたくさんの妻がいる恨みつらみなどを和歌などにして文章にしました。
恋敵の産んだ赤ちゃんが死んだことを喜んでしまった複雑な感情もすべて文章にしました。
それが「蜻蛉日記(かげろう日記)」です。
これは女流文学の先駆けとなりました。
そしてかの有名な紫式部もこの蜻蛉日記を読み大きな影響を受けることになります。
その後生まれた「源氏物語」は入試問題として出題のない大学を探す方が難しいのではないかと言えるほどの頻出出典です。
文学作品には作者の思いが込められています。
嬉しさ、よろこび、楽しさといったポジティブなモノ。
つらさ、悲しさ、むなしさといったネガティブなモノ。
そしてその中には作者の希望や願い、絶望や苦悩が必ず含まれています。
メッセージがあるのだと思います。
100%作者の心情を読み取ることはできないと思いますが、ただただ単語や文法の暗記だけで文学に接するのではなく、「そういった様々な感情がある」ということを頭に入れて、文章を読んでいって欲しいと思います。
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