暗記がすべてだ!~後編~

みなさん、こんにちは!

個別指導塾コネクトです(^^ゞ

 

 

昨日の記事に引き続き、効率良く暗記する方法をご紹介します。

 

暗記がすべてだ!~前編~

 

 

引き続き、英単語帳のターゲット1900を例に挙げます。

 

 

 

④覚えたものは消す

 

1つの単語にかける時間を1秒~2秒程度とし、100周は反復していきます。

 

何回も繰り返していくと、当然「もう覚えた」という単語が出てきます。

 

1900語の中には最初から知っている単語もあるでしょう。

 

そういった「何回見てもわかる単語」を消していきましょう。

 

マーカーで線を入れてもいいですし、「〇・△・✖」の印を書き込んでもいいですし、覚えられていない単語にチェックを入れていく形でもOKです。

 

 

要は「覚えている単語」「覚えられていない単語」を仕分けていくということです。

 

当然、覚えられていない単語に時間と労力をかけて反復します。

 

 

そうすると、最初は1900語を万遍なく見ていたものが、10周を終える頃には1500語になって、20周を終える頃には1000語になって、50周を終える頃には500語になって。

 

といった形で見ないといけない単語数がどんどん減っていきます。

 

 

単語にマーカーで線を入れるのは「完璧」になった時です。

 

「完璧」とはその単語を見て、1秒以内で意味がわかる状態です。

 

つまり即答できるレベルですね。

 

 

少しでも、「えぇ~と、なんやったけな?」となるレベルではマーカーは入りません。

 

すべての単語にマーカーが入ったら「完成」です。

 

 

 

⑤イメージとの関連付け

 

効率の良い暗記方法として、「インパクト」が大事です。

 

通常、1回見ただけのモノはすぐ忘れます。

 

ただし、1つだけ例外があります。

 

1回見ただけでもずっと覚えていられる方法。

 

「インパクトのある情報」です。

 

 

人の名前とかも特徴のある名前だと覚えやすかったりしますよね。

 

極端な例ですが、同姓同名の人が生年月日まで同じだったとしたら、その人のことを一生忘れないでしょう。

 

 

 

ただただ、単語を文字の羅列として見るのではなく、しっかりとその意味のイメージと関連付けて覚えましょう。

 

 

apple

 

という単語を見て、ほとんどの方が「りんご」と即答できますよね。

 

 

その時に、

 

 

これも同時に連想していることが多いと思います。

 

 

覚える対象物をしっかりとイメージできていた方が覚えやすいです。

 

もし、覚える英単語の「日本語訳の意味がわからない」とか、「モノがイメージできない」といった場合は調べて理解することをおススメします。

 

 

 

⑥理解すること

 

暗記がすべてだ!

 

という前提で話を進めているのですが、大切なのは「理解型暗記」です。

 

丸暗記では意味がありません。

 

というよりも不可能だと思います。

 

 

読み方もわからない、意味もわからない、それが一体何のか知らない

 

という情報をたくさん頭に仕入れていくなど現実的ではありませんよね。

 

必ず、理解しながら覚えていくようにしましょう。

 

 

 

英単語で言うならば、語幹や接頭語、接尾語などの持つ意味を知ること。

 

 

volve

 

という語幹があります。

 

意味は「回転」です。

 

 

これに「e」という接頭語と、「tion」という接尾語がつきます。

 

「e」は「外へ」という意味を持つ接頭語です。

 

「tion」は「こと」という意味を持つ接尾語です。

 

 

そうすると「evolution」という単語が生まれます。

 

物事が外へ向かってコロコロと回転していくことから、「世界が広がっていく」というイメージとなります。

 

そして日本語訳は「進化」となります。

 

 

次に「in」という接頭語がつきます。

 

「in」は「~の中へ」という意味を持つ接頭語です。

 

そうすると「involve」という単語が生まれます。

 

内側に向かって回転する様子です。「巻き込む」という日本語訳になります。

 

 

 

もう1つ古語で例を挙げます。

 

「まろぶ」という古語があります。

 

漢字で表すと「転ぶ」です。

 

これで「まろぶ」と読みます。

 

現代語訳は想像しやすいですよね?

 

「ころぶ」や「事態が変化する」や「回転する」という意味になります。

 

どれも「転」という漢字から連想できる意味です。

 

 

覚えるべきなのは「まろぶ」の持つ複数の意味ではありません。

 

「転ぶ」で「まろぶ」と読むことです。

 

 

 

そういった形で理解型暗記を何度も繰り返していくことで、どんどん知識の吸収は早くなっていきます。

 

そして、丸暗記ではなく理解をしながら暗記を進めていくと応用がききやすいです。

 

 

 

さいごに

 

大量の情報を暗記していく上で、最も大事なことは「意識」です。

 

 

最低限の労力で、目標を達成する

 

 

最低限の努力で、目標を達成する

 

 

まったく意味が違います。

 

 

 

受験合格に向けて、限りある時間の中で合格を目指していく場合、無駄なことに労力を割くべきではありません。

 

志望校に出ない形式の問題などやる必要はないのです。

 

 

しかし、努力は違います。

 

どの志望校だったとしても、自分にできる最大限の努力をしない人間に「目標達成」は難しいでしょう。

 

 

 

「楽をする」という言葉を履き違えてはいけません。

 

 

必要な部分にフォーカスして、不要な部分、もしくは優先度の低い部分を削ること。

 

これは「工夫」です。

 

 

そもそもの勉強時間が少ない。

やっている量が少ない。

 

これはただの「サボり」です。

 

 

 

100周回しても覚えられない場合は暗記が苦手なのでしょう。

 

もしくは覚え方に問題があるのかもしれません。

 

 

しかし、2~3回やったくらいで「覚えられない」と言っている場合はすぐに態度を改めるべきです。

 

 

 

あるのは単純な2択です。

 

 

最大限の努力をして合格を掴むか。

 

今、楽をすることを優先して、出たとこ勝負の賭けに出るか。

 

 

大学受験の受験料は1学部につき約30,000円です。

 

100,000円くらいあっという間でしょう。

 

そのお金を払うのは親御さんです。

 

 

 

親の金で、それだけの金額を賭けに使う。

 

自分に最低限できるのは、最大限の努力をすることだけです。

 

 

自分のお金であれば、それをどう使おうが自分の勝手ですが、もし自分で受験料や授業料を払うならば、「意識」なんてことは言われるまでもないですよね。

 

 

高校3年生ならばそれがわかるはずです。